今回は、季節の変わり目に起こりやすいギックリ腰についてです。

 

ギックリ腰を癖にしない方法があることを知っていますか？

 

まずは
【ギックリ腰とは？】

 

ギックリ腰とは急性腰痛の総称で、その種類は様々です。

 

●筋肉が急激に収縮を起こし、筋肉の損傷や炎症を起こすもの。

 

●不意な動作に関節がうまく動きに対応出来ず、捻挫を起こしてしまうもの。

 

●椎間板に何かしらの病変を引き起こすもの

 

などがあります。

 

 
【ギックリ腰はいつ起こる？】

 

 

以前にも少し触れていますが、これらのギックリ腰は季節の変わり目にとても多くなります。

 

それは、気温の変化や気圧の変化が、自律神経のバランスの崩れ、

 

元々弱かった体の部分に症状を起こしやすくなるからです。

 

「ギックリ腰は癖になる」と良く言われますが、

 

その解釈は少し間違っていて、

 

治ったと思っていても、

 

症状が一時的に治まっているだけで、根本が変わっていなければ、

 

いつでも爆発してしまう爆弾を抱えて、生活しているようなものなのです。

 

 

 

【ギックリ腰の兆候】

 

 

☑睡眠が浅くなっている

 

☑常に眠たい

 

☑疲れが取れにくい

 

など、普段と違う事が起こっていると要注意です。

 

春や秋は１日や数日の間に気温の変化が非常に激しく、

 

外的ストレスに反応した交感神経が興奮し、

 

体の強張りを起こしやすくなり、

 

ギックリ腰を誘発しやすくなっているのです。

 

 

 
【ギックリ腰の予防法】

 

 

栄養の偏りや水分の摂取に気を付けておくとよいでしょう。
筋肉に栄養が行き渡り、体内の状態を良くする事ができます。

 

飲酒や疲労、睡眠不足なども体の機能を低下させる要因になるので気を付けましょう！

 

４０℃前後のぬるま湯にゆっくり入るのも、体や神経を落ち着かせる良い方法です。

 

 

しかし、一時的な対処よりも、

 

根本的に筋肉や関節の質を高め、

 

運動を癖付け、体の弱い部分をつくらないことが、

 

最大の予防と言えます。

 

だからと言って、体の手入れをせずにいきなり運動をしてしまうと、
思わぬケガや今の症状を悪化させる可能性があるので、

 

カラダの整備（コンディショニング）をし、

 

キチンと運動しましょう！！

 

 

 

 

 

 

【ギックリ腰の対処法】

 

 

もし、ギックリ腰を起こしてしまったらどうしたら良いか。

 

まず第一は安静です。

 

急性期は患部に炎症を起こしていることが多く、血管が拡張し、腫れて、
痛みを強く引き起こす物質が出現しています。

 

炎症が強い時期は、整体などでマッサージを受けるなど、

 

強い刺激を与える事はとても危険です。

 

一時的に周囲の筋肉がほぐれ痛みの物質が流れていくので、
楽になったように感じるかもしれませんが、
その後、炎症がひどくなり症状が悪化する事が非常に多いです。
動ける様であれば、少しでも早く専門的な医療機関に受診しましょう！

 

動けない場合、自宅療養の場合、炎症期は横になり安静にし、患部を冷やしておくと良いです。

 

横向きで丸まるような寝方が教科書的には楽な姿勢と言われていますが、

 

経験上その限りではないので、自分の一番楽な姿勢でいるようにしましょう。
【ギックリ腰の治療】

 

炎症が治まってきたら、

 

ようやく優しくマッサージをしたり患部周辺のストレッチなど、

 

患部に刺激を与える事が出来ます。

 

強い痛みによって強張っていた体が緩んでくると、

 

このあたりで痛みはかなり軽減してきます。

 

当院ではホグレル（動的ストレッチマシン）を利用し

 

全身の血流を良くし

 

回復を早めることができます。

 

さらに体を動かしながら良くしているので

 

日常生活や競技復帰時に調子を向上させることができます！

 

 

 

一度経験された方はわかると思いますが、

 

ギックリ腰を起こすと本当に辛いです。

 

まずはギックリ腰を起こさない事。
起こしたとしても、軽く済む様に事前に体を造っておく事がとても大切です！
しっかりしたコンディショニングをしておきましょう！

 

 

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