ランニング中 股関節が引っかかる 原因?
「痛いわけじゃないけど、股関節が引っかかる感じがする」
「脚を前に出すときに、一瞬つまるような感覚がある」
ランニング中のこの違和感、
実はかなりランナー特有です。
歩いているときは気にならない。
日常生活も問題ない。
でも走るとだけ出る。
この時点で、
股関節そのものが壊れている可能性は高くありません。
ポイントは、
股関節が“動く役割”ではなく、“受け止め役”に回っていること。
本来ランニングでは、
・足首
・お尻
・体幹
がうまく連動して、
股関節は「通過点」のように使われます。
ところが調子が落ちてくると、
この流れが崩れます。
よくあるのが、
・足首が硬く、地面からの反発が上に伝わらない
・お尻の動きが遅れて、脚を後ろに送れない
・体幹が先に固まってしまう
こうなると、
行き場を失った力が
股関節で一度止められるようになります。
それが
「引っかかる」
「詰まる」
「一瞬止まる」
という感覚として出てきます。
このタイプの違和感で、
よくやってしまう対処が
「とにかく股関節をストレッチする」こと。
もちろんストレッチが悪いわけではありませんが、
動きの流れが戻っていない状態で伸ばしても、
走ると同じ感覚が戻りやすい。
この違和感があるときに大切なのは、
柔らかさより
股関節が“通過できる状態”かどうかです。
走る前にチェックしてほしいポイントがあります。
・その場で脚を前後に振ったとき、スムーズに動くか
・左右で引っかかりの強さが違わないか
・脚を後ろに引いたとき、腰が先に反らないか
ここで違和感がある場合、
走っている最中に
股関節で動きが止まりやすくなります。
対処としておすすめなのは、
走る前に5分ほど、
股関節を「動かす準備」をすること。
・脚を前後に小さく振る
・骨盤を止めたまま股関節だけを動かす
・軽いランジ動作で後ろに脚を送る感覚を作る
伸ばすより、
通す・流すイメージです。
あったまった合図は、
・脚が自然に前に出る
・引っかかりを意識しなくなる
・左右差が気にならない
この状態で走り出せると、
股関節の違和感は出にくくなります。
それでも
「距離を踏むと出る」
「片側だけ毎回引っかかる」
場合は、
体の使い方やバランスが崩れているサインかもしれません。
股関節の引っかかりは、
痛みになる前に出る“ランナーの予告サイン”。
走れなくなる前に、
まずは
「ちゃんと流れているか」
そこを意識してみてください。
