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症状コラム
2024.06.01

季節の変わり目とテニス肘(上腕骨外側上顆炎)

はじめに

春から夏への季節の変わり目は、気温や湿度の変化が体に影響を与えやすい時期です。この時期にテニス肘が悪化する方も多いのではないでしょうか。今回は、季節の変わり目におけるテニス肘の原因とその対策について、カジュアルに解説します。

 

テニス肘が悪化する原因

  1. 気温の変化: 急な気温の変動が体にストレスを与え、筋肉が硬直しやすくなります。特に朝晩の冷え込みには要注意です。
  2. 湿度の変化: 湿度が高くなると体内の水分バランスが崩れ、筋肉や関節に影響を与えます。梅雨の時期は特に気を付けましょう。
  3. ライフスタイルの変化: 季節の変わり目は、生活リズムや活動量の変化がテニス肘を引き起こしやすい時期です。運動不足や過度の運動も要因となります。

代償動作とテニス肘

代償動作とは、痛みや不調を避けるために体が無意識に取る不自然な動作のことです。例えば、肘が痛いから手首や肩に負担をかけて動かすなど、これにより他の筋肉や関節に過度な負担がかかり、新たな痛みや不調を引き起こすことがあります。季節の変わり目にテニス肘が悪化する原因の一つに、代償動作が考えられます。

 

テニス肘を予防するための対策

  1. 適度な運動: 以下のストレッチや軽い運動を取り入れることで、筋肉の柔軟性を保ち、血行を促進します。

    • 手首のストレッチ: 手のひらを前に向けて腕を伸ばし、反対の手で手首を軽く引っ張る。手首周りの筋肉を柔らかく保つ効果があります。
    • 握力強化運動: 柔らかいボールを握ったり離したりする運動。前腕の筋肉を強化します。
    • 前腕のマッサージ: 前腕の筋肉を軽く揉みほぐすことで、血行を良くし、筋肉の緊張を和らげます。
  2. 正しい姿勢: 長時間同じ姿勢で過ごさないようにし、定期的に姿勢を正すことが重要です。デスクワークの方は1時間ごとに立ち上がって体を動かしましょう。

  3. 温熱療法: 温かいお風呂に入ったり、ホットパックを使うことで筋肉の緊張を和らげます。就寝前にホットパックを使うとより効果的です。

 

まとめ

季節の変わり目にテニス肘を悪化させないためには、適切なケアと予防策が必要です。自宅でできる簡単なストレッチや運動を取り入れることで、テニス肘の予防と改善に努めましょう。テニス肘に悩んでいる方は、ぜひこれらの対策を試してみてください。

この記事を書いた人

オーナー / 柔道整復師 大竹 祐 / オオタケ ユウ

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資格
柔道整復師、NSCA パーソナルトレーナー、IEMA テーピングトレーナー、IEMA 心肺蘇生法
経歴
東京オリンピック・スケートボード競技にトレーナーとして帯同。
趣味
サッカー、フットサル、ブラジリアン柔術、自転車、スノーボード、スケートボード、読書、映画鑑賞