体のしくみ
2025.11.01
体の安定性と呼吸
みなさん!こんにちは!
柔道整復師の川又です。
今回は、当院で行っている「呼吸のトレーニング」についてお話をしたいと思います。
「呼吸」って常にしているし、トレーニングになるの?って思いますよね(笑)
でも呼吸をするのにも筋肉を動かしているんです。
そもそも、私たちが1日に何回呼吸をしているかご存じですか?
答えは・・・
安静時で約2万~3万回吸って吐いてを繰り返しているといわれています。
呼吸の役割には、
①酸素の取り込みと二酸化炭素の排出
そして、
②自律神経のコントロール
③脊柱の安定性の獲得 があります。
「体の安定性と体の不調」という投稿のなかでJoint-by-Joint理論についてお話をしました。
腰椎は本来であれば、安定性の役割を持った関節です。
腰痛や肩こりなど体に不調がある方の多くは、この腰椎が不安定になっていることが多いです。
普段から呼吸をしているはずなのに、なぜ腰椎が不安定になってしまうのか。
大きく関わっているのが「横隔膜」です。
横隔膜はみぞおちあたりにあるドーム状に広がっている筋肉です。呼吸筋ともいわれ、呼吸をするためにメインで動いている筋肉です。
横隔膜の動きが小さくなることで腹圧が高めにくくなり腰椎が不安定になってしまいます。
横隔膜を大きく動かし腹圧を高め、腰椎を安定させるためにまずは呼吸のトレーニングを行っています。
さらに、その呼吸をベースに体も動かしていき、日常生活でも安定して動かせる体を作っていきます。
今ある不調や痛みの根本をたどっていくと、腰椎が不安定になっている可能性があります。
一緒に呼吸のトレーニングからやってみませんか?
