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症状コラム
2024.12.27

スポーツ中に起こりやすい「肉離れ」について解説!

みなさん、こんにちは!柔道整復師の川又です!
寒さが厳しくなり、外でスポーツをするには少し身が引き締まる季節になりましたね。でも、冬の澄んだ空気の中で体を動かすのはとても気持ちがいいものです!

今日はそんなスポーツ中に起こりやすい「肉離れ」についてです。

〇肉離れとは
 「肉離れ」と聞いて、みなさん一度は聞いたことのあるケガではないでしょうか。肉離れはスポーツ時に起こりやすいケガのひとつであり、収縮している筋肉に急な伸展力(伸ばされる力)が加わることにより筋肉が損傷、または断裂してしまうことです。重症度に応じて、痛みや腫れ・皮下出血等がみられ、重度の肉離れでは断裂した部分が凹んでしまうこともあります。

〇起こりやすい部位
 太ももの後ろ(ハムストリングス)やふくらはぎに起こることが多く、ランニング時にかかとが地面に着いたときやダッシュ・ジャンプをした際に損傷することが多いです。他にもサッカーでボールを蹴ろうとして足を後ろに振り上げたときにももの前を損傷することもあります。

 

〇肉離れが起こる原因
 肉離れが起こってしまう原因は様々ありますが、
  ・筋肉の柔軟性の低下
  ・適切なウォーミングアップができていない
  ・筋疲労
  ・下肢の左右の筋肉や前後筋肉のアンバランス
などがあり、このような状態で運動を行うと肉離れを引き起こすリスクが高くなります。

 

〇もし肉離れをしてしまったときに、やってはいけないこと
・損傷した筋肉をストレッチする 
   →損傷してしまった筋肉を伸ばした方が痛みが取れるように思われますが、それは逆効果です!かえって悪化をしてしまうので安静にしましょう!
・痛い部分を押す 
   →痛い部分を押したり揉んだりしたくなってしまいますが、これも逆効果です!可能であれば損傷した筋肉がストレッチされないポジションで固定、さらに包帯やテーピングで圧迫をして医療機関を受診することをおすすめします。

 

〇素朴なギモン
・接骨院などに行かなくても治りますか? 
   →医療機関を受診しなくても安静にしていれば痛みが引いていく可能性はあります。しかし、治療をした場合と比べて治りが遅くなるのと、損傷した筋肉がきれいには治りませんので再度肉離れを起こしてしまうこともあります。
・アイシングはした方がいいですか?
   →今アイシングについていろいろな研究がされていますが、しない方がいいという結果があります。アイシングは痛みを緩和することはできますが、治癒を早めるものではありません。肉離れをしてしまったときは、早い受診をおすすめします。
・何日くらいで治りますか?
   →重症度によって変わってきます。目安として軽いものであれば1~2週間、重度のものであれば競技復帰までに1~2か月かかることもあります。

 

 当院では肉離れの治療から競技復帰に向けたリハビリテーション、怪我をしないための体づくりなど患者さんの目的に合わせて治療プランを立て、全力でサポートさせていただきます。肉離れでお悩みの方は、一度当院にご相談ください。

この記事を書いた人

川又和恵 / カワマタカズエ

資格
柔道整復師(国家資格)
各種トレーナーライセンス取得