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症状コラム
2024.07.15

スイマーズショルダーについて

はじめに

こんにちは、太平二丁目接骨院の大竹です。今日は、水泳愛好者に多い「スイマーズショルダー」について解説します。これは、肩の前部や上腕の痛みを伴うもので、特にクロールやバタフライの際に発生しやすいです。

 

スイマーズショルダーの症状

スイマーズショルダーは、肩の前部や上腕に痛みを感じるのが特徴です。痛みは特に腕を回転させる動作で悪化し、長時間の練習や不適切なフォームが原因となることが多いです。

 

代償動作とスイマーズショルダー

代償動作とは、痛みや不調を避けるために体が無意識に取る不自然な動作のことです。スイマーズショルダーの場合、肩の痛みを避けるために他の筋肉や関節に過度な負担をかけることで、新たな痛みや不調を引き起こします。これが悪循環となり、症状をさらに悪化させる原因の一つです。

 

スイマーズショルダーを予防するための対策

  1. フォームの確認: 水泳の際には、正しいフォームを意識しましょう。特に肩の動きに注意を払い、無理のない動作を心掛けましょう。専門家の指導を受けることもおすすめです。

  2. ストレッチと筋力トレーニング: 以下のストレッチや運動を取り入れることで、筋肉と腱の柔軟性を保ち、血行を促進します。

    • 肩のストレッチ: 腕を前に伸ばし、反対の手で軽く引っ張ります。これを30秒間保持し、反対側も行います。
    • 肩甲骨のストレッチ: 背中で両手を組み、肩甲骨を引き寄せるようにします。これを30秒間保持します。
    • ロータリーカフ強化運動: 軽いダンベルを持ち、腕を外側に回転させる運動。これを10回繰り返し、3セット行います。
  3. 休息と適切なケア: 痛みがある場合は無理をせず、適度に休息を取りましょう。痛みが強いときはアイシング、軽減したときは温熱療法を取り入れてください。

  4. 道具の見直し: 水泳の際に使用するパドルやフィンなどの道具が適切かどうかを確認し、自分の体に合ったものを使用しましょう。

 

まとめ

スイマーズショルダーを予防するためには、正しいフォームの確認、ストレッチや筋力トレーニング、適切な休息が重要です。代償動作を避けることで、他の部位に負担をかけずに済み、症状の悪化を防ぐことができます。スイマーズショルダーに悩んでいる方は、ぜひこれらの対策を試してみてください。

この記事を書いた人

オーナー / 柔道整復師 大竹 祐 / オオタケ ユウ

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資格
柔道整復師、NSCA パーソナルトレーナー、IEMA テーピングトレーナー、IEMA 心肺蘇生法
経歴
東京オリンピック・スケートボード競技にトレーナーとして帯同。
趣味
サッカー、フットサル、ブラジリアン柔術、自転車、スノーボード、スケートボード、読書、映画鑑賞